Since
2009
社員の履歴書
番場 春香
事業推進本部
プロパティ事業部
プロパティ第三営業室
2009年入社
法学部消費情報環境法学科卒
担当職務の変更や全社初の取り組みを通じて
自身の幅を広げていく喜びを実感
現在の仕事
貸したい方・借りたい方の双方から
信頼していただける窓口役を務める
賃貸物件に空室が出た際の募集活動や、お部屋を探していらっしゃる方へのご案内などを通じ、貸したい方・借りたい方をマッチングさせるのが、担当職務です。賃貸物件のオーナー様にとっては、大切な資産の管理・運用を任せることになります。また、お部屋を探していらっしゃるお客様にとっては、自身が住まいに求める条件を正確に把握し、無数にある選択肢のなかから最適な候補を選んで頂けるかどうかは重大な関心事。双方の間をとりもつ私たちには、その信頼に足るだけの対応力や姿勢が求められます。いずれのお客様とも長くお付き合いが続くため、安心できる存在になることを心がけています。
1年目
まずはお客様の真意をしっかりつかみ、
その真意に合った対応が大切なのだと知る
入社後は稲毛センターに配属され、売買仲介業務を担当しました。印象に残っているのが初契約案件です。住まいのご購入を検討なさっているお客様でしたが、ご希望条件にぴったりな物件をご紹介できたにも関わらず、決断していただけませんでした。首をひねっていると、先輩が候補物件の売主様に販売価格を下げるよう交渉してくださいました。理由を尋ねると「大きな買い物をする上で漠然としたご不安があるのだと思う。こういう場合は、後押しになるようなフォローも必要なんだよ」と言われたのです。それで気づきましたが、私は、言葉で示されたご希望や条件には注意していたものの、言葉にならない真意を推し量るまでには至っていなかったのです。結果としてご購入いただけましたが、お客様の言葉の向こう側にあるお気持ちを意識することの大切さを、身をもって学ぶことができたと思います。
3年目
新たな職務を担当することになり
繁忙期を乗り越えたことが自信に
3年目に、本八幡センターで賃貸の仲介業務を担当することになりました。売買仲介の営業として成長を目指していた私にとっては、正直望んでいない異動でしたが、所長から「賃貸実務に通じておけば、将来、売買仲介に復帰したときにも大きな武器になるよ」と言っていただけて、気持ちを切り替えることができました。実務については、当然一から勉強し直し。それでもオーナーさんから感謝のお手紙をいただいたり、お部屋をご紹介したお客様からお礼を言っていただけたりと、折につけて職務の意義を実感できる場面があり、頑張る原動力になりました。賃貸仲介の場合、異動や進学にともなう転居が集中する1~3月が繁忙期ですが、初めてこのシーズンを迎えたときには本当に大変でした。半面、なんとか乗り越えられたことで「今後もやっていける」という自信になりました。
6年目
表面上の成果を追い求めるのではなく
全関係者をWINで結ぶ仲介役を目指す
入社6年目を迎えたころから多少余裕が出てきて、大成有楽不動産販売ならではの強みをどう打ち出していくべきか考えるようになりました。賃貸仲介のマーケットには無数の競合がひしめいていて、他社との差別化が成否のカギを握ると感じていたからです。オーナー様から「あなたに頼んでよかった」「またお願いしたい」などと言っていただけたケースを思い起こして共通点を探ってみたところ、物件にふさわしい方を見つけ出してご入居いただけた場合だと気づきました。空室を急いで埋めることを優先してしまうと、後にトラブルが発生したり、すぐに転居されてしまったりと、いい結果につながらないことも多く出てきます。物件とご入居者様のベストマッチングを実現させることが、全関係者をWINで結ぶ――このように考えて職務に臨むようになりました。
9年目
賃貸部門の体制改変にともなって異動
一から組織をつくっていく醍醐味を知る
各センターにバラバラに配置されていた5人の賃貸担当を集約することになり、船橋センターに異動しました。手本がないなかで一から体制を整えていくのは大変でしたが、そのぶん、やりがいも大きかったですね。また、賃貸担当を集約したことの意義も感じ始めています。以前は分からないことに直面すると、他センターの先輩や本社に電話やメールで問い合わせていました。しかし今は、複数のメンバーに対して質問したりアドバイスを求めたりできます。「私なら●●で対処する」「私は今まで■■してきた」など、複数の意見を聞けるので、より優れたノウハウや自分にあった手段を選択できます。また、“そばに仲間がいる”と思えるだけで心強いもの。先に触れたような大成有楽不動産販売ならではの強みを強化していく上でも、より望ましい体制にできている手ごたえを感じます。
今後の目標
より理想的な組織のあり方を追求し
全社的なモデルケースにしたい
今は現体制になって半年くらいしか経っていないので、今後も、数多くの改善課題に直面することになるはずです。より効率的に業務をこなしつつ、よりお客様にご満足いただけるような組織のあり方を追及していきたいと思っています。そして、この結果として管理物件を増やし、賃貸事業の成長につなげていくことが当面の目標です。ちなみに現体制の導入は、全社的に初の試み。きちんと結果を出してモデルケースとして確立させ、他のエリアにも広げていければうれしいですね。